ひとりごと:アーカイブ

読んだと言えば、これも読みました

レジンキャストミルク

導入部の漫画は電撃hp本誌からの続き、なのでしょうか。おもしろいです。

主人公「城島晶」は1巻からこれまでの巻では、物事すべてを自分の計算(打算)で解決してきました。他人の助力を得るときも、解決までの道筋をすべて思い浮かべた上で、相手の役割を含めすべて計算し、駒として扱います。

この巻ではこれまでの物語の流れから、周りの人物に助けを求めずに、自らのパートナーとのみ問題に取り組もうとします。けれど、今まで駒として扱ってきた者達に助けられていきます。この巻の問題で自分の存在を疑い始める主人公ですが、ここでも今まで駒として扱ってきた者達に精神的に助けられます。最後はなんだか前向きな終わり方です。物語上は明確な「敵」が定義され、次巻以降は佳境に入っていくと思われます。

オンライン書店ビーケーワン:レジンキャストミルク6→BK1
藤原 祐 著/出版:メディアワークス

読後、助力の仰ぎ方について考えてしまいます。で、「占者に捧げる恋物語」を思い出しました。この前は作品導入部のみ紹介しましたけれど、全体としてはこんな物語です。

占者に捧げる夢物語

主人公カリカは物語序盤で、魔王に窮状を説明して解決を頼むけれど、魔王から「それは君がやればいいんじゃないか」とか「要求が曖昧なんだ」とか言われて望みが叶いません。魔王と一緒に来た「流浪の美貌の大賢者」の助言(?)に従い外に出て、そこで他者の視点を知っていきます。根がギャグなのでお約束な進行があるけれど、主人公は周りの人の思いや行動を受け止めて、自分の判断で動きます。要所要所で助力を得、そして結局は自分の望みを果たします。そこには魔王に丸投げしようとしていた主人公はもういません。むしろ助けてくれた人の望みを知り、今度は自分が助けになろうと動き始めます。

どちらの小説も夢物語とはいえ、助力を仰ぎ、相手の手助けもしていくこと。どうすればよいのだろうかという具体的な例のいくつかとして小説が読めるのかなと思ってみたり。私は出来ることをやったんだ後は何とかしてくれ、というだけではなく、それ以降も自分の望みを芯として持ったまま行動を続けていくことなのかな。

(なんてことをいいつつ、自分のエントリーに対するトラックバックの練習)

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このページは、惟栂舞ありかが2007年3月11日 22:17に書いたブログ記事です。

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